- こくう
- I
こくう【穀雨】〔百穀をうるおす春雨の意〕二十四節気の一。 太陽の黄経が三〇度に達した時をいい, 現行の太陽暦で四月二〇日頃。 三月中気。 ﹝季﹞春。IIこくう【虚空】※一※ (名)(1)何も存在しない空間。 空(クウ)。
「~を見詰める」
(2)〔仏〕 諸事物の存在する場としての空間。 それ自体は事物に何の影響も与えない。(3)「虚空鈴慕(レイボ)」の略。※二※ (名・形動ナリ)(1)根拠のないこと。 架空のことであるさま。「~仮説の人物/小説神髄(逍遥)」「~ナコト/日葡」
(2)取り留めのないさま。 当てにならないさま。「汝は~なる事を申す者かな/幸若・夜討曾我」
(3)深い考えがないさま。 むやみやたらに。「日本人と見ると~に相撲を取りたがる/咄本・鹿の子餅」
~を掴(ツカ)・む(苦しさのあまり)空中に手を伸ばして何かをつかもうとするさまにいう。IIIこくう【黒雨】空が暗くなってしまうような大雨。
Japanese explanatory dictionaries. 2013.